皆様は、「認知症」という病気をご存じでしょうか?
この病気になりますと、ご本人は今日が何月何日なのか、今季節はいつなのかも分からなくなります。また、自身の財産がどこにあるかも忘れてしまいますから、1日に何度も銀行に「通帳がない」と訴えにいったり、誰かに盗られたんだという被害妄想に陥ってしまうこともあります。
さらに、契約内容を理解する能力がなくなっていくために、必要のない高額な契約をしてしまってそれを覚えていないなど、様々な問題を引き起こしてしまうことがあり、ご本人はもとより周囲の人達にとっても深刻な課題です。
実は、私の父も亡くなる前の6年間は認知症を患っておりました。その時期は、私の人生でもっとも辛い時期の一つでした。今振り返ると「父が元気な間に、認知症になった時にどう生きたいのかを家族に託してくれていたら」と、終活の重要性を痛感せずにはいられません。
超高齢化が進む日本において、認知症は誰もがなりうる身近なものです。内閣府のデータ(2024年高齢社会白書)によると、65歳以上人口に占める認知症の有病率は以下のように推移すると予測されています。
・2025年:約471万人(約8人に1人)
・2030年:約523万人(約7人に1人)
・2040年:約584万人(約6人に1人)
このデータをみても、2025年以降の日本社会において、事前の備えは不可欠です。
当オフィスでは、ライフプランソフトを用いたキャッシュフロー分析だけでなく、
「アクティブリスニング(心理カウンセリング)」を通じて、ご自身がこれまでどのような人生を歩み、今後どう生きたいのかという想いをお聴きします。
これらを「統合」して作成するライフプラン提案書があれば、将来もし認知機能が低下した際も、信頼できるご家族に「ご自身の意思」を託すことが容易になります。それは支えるご家族にとっても、大きな安心へとつながります。
お能の大家、世阿弥は『老後の初心』について、美しい詞を遺しています。
『老後の初心についての初心とは、命には終わりあり、能には果てあるべからず』
「幸せな老後」のデザインをはじめようと思われるシニア世代の方やそのご家族も、ぜひお気軽に当オフィスにお問合せください。